ブローデル『歴史入門』、黒澤明『椿三十郎』
- 作者: フェルナンブローデル,Fernand Braudel,金塚貞文
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 1995/08
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2007/11/09
- メディア: DVD
- クリック: 48回
- この商品を含むブログ (98件) を見る
ブローデルの『歴史入門』を読む。
ブローデルの主著のひとつである『物質文明・経済・資本主義』の内容を紹介する講演の原稿がもとになっている。
肝腎の『物質文明・経済・資本主義』を読んでいないが、アナール派でもこうした大風呂敷を広げるのか、と妙なところで感心する。
大風呂敷といえば、近年最大の大風呂敷といえば柄谷行人の『世界史の構造』だろうが、面白い面白いと詠み進めながら、なにか読まなければならぬ本が間にはさまって、いつのまにか読みかけになってしまったのを思いだし、そろそろ読まねばと思う。
とはいうものの、地震のときに本の配置が大きく変わってしまって、どこにあるのかこころもとないということもある。
『七人の侍』『用心棒』に続いて黒澤明の『椿三十郎』を見返す。
この映画の最大のサスペンスは城代家老が誰かということだろう。
伊藤雄之助の顔はこのサスペンスを十分回収できる。