タルコフスキー『ぼくの村は戦場たっだ』

僕の村は戦場だった [DVD]

　タルコフスキーの『僕の村は戦場だった』を見る。
　ナチスドイツとの戦いを描いた戦争映画だが戦闘シーンがまったくないところはさすがにタルコフスキー（爆撃や銃撃を受けるところはあるが、敵の姿をとらえた戦闘シーンはまったくない）。
　音楽が多用されているところは、後のタルコフスキーを思うとやや違和感があるが、絶え間ない水滴の音や水の質感は第一作にしてすでにタルコフスキーの刻印が押されている。
　ホーリンを演じる ワレンチン・ズブコフが誰かに似ているのにそれが誰か思い浮かばないのにいらいらする。
　ジョージ・クルーニーと竹脇無我を思いついて、でもちょっと違うなあ、と感じていたら、キーファー・サザーランドだった。